うつ(鬱)精神疾患の中で最も有名なものの一つです。
いまでは“心の風邪”ともいわれるようになり特殊な病気ではなくなりました。
ではどのような症状が出るのか見ていきましょう。
うつ病の症状は様々ですが、大きく分けて身体症状と精神症状があります。
身体症状
・頭痛がする
・熱っぽい、微熱がある
・体がだるい
・疲れやすい
・性欲が落ちる
・眠れない、夜中や早朝に目が覚める
・めまいや動悸がする
精神症状
・集中力がない
・何かとイライラする
・何をするにもおっくうになる
・今まで好きだったものに打ち込めない
・仕事への意欲が低下している
・悲哀感
・自殺したい
上記に挙げた症状が出たから“うつ病”と決まったわけではありません。
またうつ病の症状は、午前中に強く出てその後は夕方にかけて少しずつ回復するという
“日内変動”がおこることがよくあります。
うつ病は繊細な問題です。まずいち早く気づいて相談・治療することが大事です。
ですが自分ではなかなか気づかないのも事実です。
またうつ病の方は几帳面でまじめなタイプが多く、辛い気持ちをなかなか口に出せないという傾向があるため、周囲が気づきにくいことも難点です。
それでは周囲の方に気づいてほしいうつ病のサインをご紹介します!
身体症状
・食欲がなくやせてきた
・顔色が悪い
・寝不足のようだ
・休日はだるそうにごろごろしている
・肩こりや下痢の症状を訴える
仕事面
・会社を休みがちになったり、「休みたい」としばしば口にするようになる
・午前中は休日明けに仕事がはかどらない
・仕事に対して集中力や注意力がない
・仕事にミスが増えたり、滞るようになる
対人関係・行動面
・元気がなく、ふさぎこんでいるようだ
・口数が少ない
・いつもイライラしている
・悲観的なことをよく口にする
・人付き合いが悪くなった
・話しかけても反応が鈍い
今まで精力的に行動していた方が急にやる気をみせなくなったり、休みがちになったりと不調が1カ月以上続く場合はうつ病を疑ってみてください!
うつ病で一番怖いのが“自殺”です!よくニュースでもうつ病で自殺したケースをみます。
軽度なうつ病であればカウンセリングでの改善も十分に見込めますが、そうでない場合は早期の薬物療法を行わなければいけません。
しかし、いくら周囲が疑っても…気づいても、それを本人に伝えるのはすごく難しく大変なことなんです。
当サロンではうつ病の自覚症状がある方はもちろんですが…
うつ病の疑いがある方への周囲のアプローチの仕方も一緒に考えていけたらと思います。
それぞれの状況・環境がある中で本人への伝え方は十人十色です。
疑った時点でうつ病かどうかの判断・今後の進め方など一緒になって考えてきましょう!