新型コロナウイルスの蔓延により全世界で大変な事態となっております。
日本でも“緊急事態宣言”が発動され営業の自粛、外出の自粛などでお困りの方がたくさんいることでしょう。
生活面での負担増は度外視の話しにはなりますが、感染拡大を抑止するためには“STAY HOME”が一番有効な策なのかもしれません。
しかし今回の外出自粛、自宅待機を受けて浮き彫りとなった問題があります!
それは
「依存症」です!
@“アルコール依存症”
外出自粛を受けての自宅で過ごす時間が増えたことから、各家庭での飲酒の機会や量が増えアルコール依存症に至ったという報告もでてきています。
アルコール依存症になると、身体的な症状としては脂肪肝・肝炎・肝硬変などの肝臓障害が起こります。
また酔って周囲に暴力を振るったり、飲酒量増からの経済面への圧迫も考えられます。
反対に飲酒をやめた場合は、動悸やイライラ、手が震えるなどの禁断症状がでることもあります!
また目が覚めている間は体に常にアルコールが入っていないと気がすまないといった強い渇望感が起こります。
さらに進行すると、壁に虫や動物が這っているように見える“幻視”や体中を虫や動物が這いまわるような感覚などの幻覚症状がでることもあります!
A“テクノ依存症”
自宅待機中、以前よりパソコンやインターネットに触れる機会が増えていませんか?
オンラインでのレッスンや飲み会などもコロナ禍の中にあっては明るいトレンドになってます。
ですが、あまりにも没頭しすぎてしまい、一種の依存症に陥ることがあります。これがテクノ依存症です!
コンピューターがないと不安になったり、インターネットなどの仮想空間から戻れなくなり現実を受け容れようとしなくなります!
また、人付き合いが面倒に感じ部屋の中に閉じこもったりします。
このテクノ依存症は男性に多く、仮想空間と現実の区別がつかなくなり犯罪を起こすケースも少なくありません!
また携帯電話・スマホの普及によりテクノ依存症は確実に増えつつあります!
幼稚園や小学校が閉鎖され、毎日毎日長い時間をお子さんと過ごすのも負担になっている親御さんも多いはずです。
そんな状況で“メディアに子守り”をさせていませんか?
でも仕方がない状況であることも理解できます…
Bギャンブル依存症
“コロナとパチンコ”が話題になりました。各地で県からの休業要請を受けず、営業し続けるパチンコ店に多くの客が殺到するというものです!
営業しているパチンコ店を求めて県外に移動することから“越境”、“越県”、“県外ナンバー”なんていう言葉も多く使われていました!
「子ども達が我慢して自宅待機しているのに、いい大人たちが何してんだっ!!」とパチンコ店の前で抗議している姿もテレビで流れていました。
このギャンブル依存症、勝った時の快感を強烈に覚えていてどんどんはまっていきます。負けたとしても「次こそはっ」の意識が発生しギャンブルに通い続けてしまいます。
負けた時のイライラからくる周囲への接し方の変化や経済面での負担で精神状態を崩すことは想像に難くありません。
また、赤ちゃんをパチンコ店の駐車場で車内に放置し、熱中症で死亡させてしまうという残念な事件もたくさん報告されています。
「そこまでして?」と思われる方も多くいらっしゃるでしょうがそれが“依存症”なのです!
上記にあげた以外にもよく聞くものでは
「薬物依存症」や「買い物依存症」など様々な依存症があります。
依存症はしっかりとした“病気”です!“コントロール障害(自分の意志ではやめられない脳の病気)”に陥っているのです!
早期の発見、治療や精神面のケアが絶対に必要です!しかし、本人は依存症になっていることに気付かないパターンがほとんどです。
ではどうすれば良いのか?
周りの方々が気付いてあげるしかないのです!まずは本人がしっかりと自覚しないと何も進みません。…ですが本人への伝え方もまた難しいものです。
ご自身の依存症の相談はもちろんですが、周囲の方々の発見からの“依存症患者へのアプローチの仕方”も一緒に考えます!
「あの人、依存症かな?」と感じたらご相談ください!
メンタルケアサロン心の翼 筑紫野二日市店
メンタルケアカウンセラー 心家竜一