たくさんの従業員さんを抱えて活躍されている方はたくさんいらっしゃると思います。
簡単に言ってしまえば大企業、中小・零細企業と分類されますが…
「平成26年経済センサスー基礎調査」によると大企業の数は1万1,000社。中小企業は380万9,000社、そのうち中規模企業は55万7,000社、小規模事業主は325万2,000社となっているんです。
なんと企業数の割合は大企業が0.3%、中小企業が99.7%という驚くべき数字になっております。
今回はそんな日本を支えているであろう99.7%の企業の社長さんたちが抱える苦悩について考えていきたいと思います。
もちろん絶対的に必要な各種保険の加入や健康診断など様々な福利厚生等の手続きにおける手間であったり、金銭的にも煩わしさが生じてくるのも事実です。
ですが、よくご相談で多いのが「従業員間の関係悪化」です。これほど雇い主にストレスを与えるものはありません。
もちろんのこと雇い主側からしたら全ての従業員さんに何かしらの魅力を感じて採用・雇用しているわけです。ですがその魅力が他の従業員さんも共有してくれるかというと必ずしもそうとは限りません。
いろんな人格の方々がそれぞれの事情を持ち勤務に就くなかで、例えば最初の挨拶が少し波長の合わないだけで、
「あの子、感じ悪い」
「ちょっと好きになれないかも」
と個人的な印象を抱いた後にそれを周りの従業員さんにも共有し始めます。
そうなると新人さんはとても働きずらくなり、それでも頑張って勤務を続けたら職場の空気がよどみ…今度は、雇い主への「何であんな子を採用したの?」というとても身勝手な不満へと繋がります。
実は雇い主からしたらこの手の相談が1番のストレスなんです。
とは言え、雇い主さんが納得して採用した新人さんが早期に辞めることもストレスでしかありません。新人教育に充てた時間・人件費の損失はもとより、
「今、在籍している従業員が認める人材の確保」
が最優先になり本当に優秀な人材確保が困難になります。

私も20人程度を雇用する販売業を約10年間、営んでいた経験があります。2人の時は良いのです。違和感なく仲良く頑張ってくれます。
これが3人になると2対1になり1が辞めていく。4人になると2対2になり争いが絶えない。従業員雇用はこの繰り返しです。あくまでも小規模の企業にあてはまることかもしれませんが…
「働き方改革」の名のもと、雇用される側のみ優遇される時代となりました。
もちろん国策なので異を唱えるのも限度がありますが、それでも苦しんでいる雇用主側の心情を考えると悔しい感情しかありません。
働く場所がなくなることは全ての方々においてマイナスしかないはずです。まずは雇用側の方々がしっかりとしたメンタルで体制を整えることが絶対条件なのです。
メンタルケアサロン心の翼、筑紫野二日市店ではそんな雇用側の方々のお悩みに全力でお応えします。まずはお気軽にご相談ください!