最近、テレビで女優さんが“パニック症”をであったとカミングアウトしたのをご存じでしょうか?
パニック症とはある日突然激しいドキドキや不安感に襲われ、息苦しさや動悸・頻脈などが起きて息苦しくなることです。この発作をパニック発作といいます。
昔は
“パニック障害”ともいわれていました。
このような状況になったことはないでしょうか?発作が起きて、
「このまましんでしまうのではないか」
「発作で他の人に迷惑をかけるのでないか」
といった強い不安に襲われたことは…
実はこのパニック発作、心臓発作と間違われやすく、病院に運ばれるケースがよくありますが、
身体疾患ではないので異常なしの診断を受けてそのまま帰るということがあります。
通常の発作は2分〜10分以内におさまります。
パニック発作は繰り返し起こることが多く、2回以上パニック発作が起きた場合はパニック症の可能性があります。
身体症状
・鼓動が早くなり、動悸がする
・頻脈
・息苦しい
・胸痛
・めまいがしてフラフラする
・体が震える
・全身が熱くなる、または冷たく感じる
精神症状
・自己コントロールができない
・このまま死ぬのでないかという不安
・自分が発狂してしまうのではないかおいう恐怖感
パニック発作は時間・場所に関係なく起こります。
いつもは平気だった電車やお店、学校や職場などでも急に起こります。
一度発作を起こすと「また、あの場所に行くと発作を起こすのではないか」という強い不安に襲われます。これを「予期不安」といいます。
こうなると、その場所に行かなくても、その場所を創造するだけで発作が起こりそうになったり、発作自体に恐怖をおぼえ「恐怖をおそれる恐怖」を感じます。

治療としましては、薬物療法とカウンセリングを併用するのが効果的です。
ただ初めてパニック発作が起こってから2〜3ヵ月以内で早期に適切な治療をすれば回復しやすいものではあります。
また予防としては規則正しい生活、十分な睡眠、ストレス解消を心掛け、自律神経を安定させることが有効です。
逆にパニック発作の誘発物質として…
・タバコ(ニコチン)
・コーヒー(カフェイン)
・アルコール
・薬物(咳止め・経口避妊薬・覚せい剤)
などがあり、低血圧・疲労・蛍光灯、熱気や湿気なども誘発の可能性があるといわれます。
少しでも「パニック症?」と思ったら気軽にご相談ください!
どうにでも治る病気です。お手伝いさせていただきます。